#06「罰」

#06「罰」

 

遥か昔、この惑星には緑があった。

それを育む海があった。

だが、いつしかそれは人の手で失われた。

大地と空を繋ぐ巨大な起動エレベーター【バベル】

惑星の繁栄の象徴たるモノ約束された未来。

そして人類のエゴ

やがて【バベル】は反乱を起こした。

結果、惑星は黄昏の時を流れていく・・・


未来を求めた者達の手によって・・・



「コマは揃った」
中央に位置する巨大な【ハイメタル】

そして四方を囲み位置するのは造られしモノ逹。

【はるか】
【まなつ】
【あきの】
【みふゆ】

かつてこの惑星にあった【季節】を冠するモノ逹。


「てめぇ!」
ガラの悪い言葉が響く。

「あいつらをどうするつもりだ!!」
鎖に繋がれたまま、もがき叫ぶローズ

体に食い込んだそれは血を滲ませ滴り落ちる。

「特等席で見せてやろうと言うのだ・・・」
ゆっくり振り返るDr.T
「新たな世界をな」

「ふざけんな!」
「誰かに創られた世界なんか要るかよ!」
さらに暴れだすローズ

その姿はあまりにも痛々しかった。

「我々は罰を受けねばならないのだよ」
「この惑星に与えた痛みを償う為に」

言葉と共にハイメタルが輝きを増していく。

その光は全てを飲み込む白い闇のようだった・・・

「喜べ!新たな世界の誕生を!!」
「償え!自らが惑星に与えた痛みを!!」

声だけが響くなか、何かが解き放たれていく感覚だけが身体を支配していくのが判った。


「ふざけんなぁぁぁ!!!」 

すべてが、すべてが飲み込まれていく

絶叫のみが響いていく白き世界

 

「お前は、この先に何を見る?」

「世界のすべてを!」

「例えそれが絶望でも?」

「そんなの希望で乗り越えて行くさ!」

「なら、もう泣かないな?」

「お前には大事な仲間がいる」

 

手が差し出される

 

どこかで感じた

懐かしい温もり

そっと差し出しその手を握る

 

「待たせたな」

「遅ぇよ・・・!」

お互いに激を飛ばす

 

「返してもらうぜ・・・!」

「「大事なものをな!!」」

 

 

#07

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