モンスターハンター・ベルカ 第8話

#08 「崩壊」

 周りのものをなぎ倒しながら、暴れまわる<腐灰竜>
生き残った、ハンター達が果敢に挑むものの、まるで効果がない。

「無駄な足掻きだ・・・」

勝ち誇ったように、ほくそえむヴォルドー

「おっさん!そこ動くなや!!」

壁を突き破りベルカが宙を舞う。

いきなりの奇襲に虚を突かれたヴォルドー

しかしそれを守るように<腐灰竜>が、その身体を叩きつける。

「何度も、同じ手を食うかい!!」

カウンターで、大剣を叩きつける
固いもの同士がぶつかり合う甲高い音が響く

巨大な身体が吹き飛ばされ砂煙が一面に舞う。


「な!?なんだと!」
その光景に驚きを隠せない。

そして、爆音が辺りに響き渡る。
「何事だ!?」

「そこまでよ!ヴォルドー!!」
爆炎の中から1人のハンターが現れた。

「あなたは、禁忌開封の罪状により、生死を問わぬ処分命令が出ているわ!」
その毅然とした物言いが、上位クラスのハンターであることを物語る
「命までは、取らないわ!おとなしく投降しなさい!!」

「ふはははは!まだ甘いな!情けは死を招くことになるぞ!」
言いながら煙玉を投げつける。

「くっ!?待ちなさい!ヴォルドー!!」

煙を掻き分け後を追う

「んな!?ちょいと待たんかい!!」
急に相手を奪われ困惑するベルカ。

そして、それを阻む腐灰竜
「・・・・・」

睨みつけながら口を開く

「アイィィィィーーーーーーン!!」
その呼びかけの向こうに影が現れる。

「とっとと、こいつを片付けるで!!」

言いながら、一気に間合いを詰め足元に切りかかる。
更に、アインがハンマーで腐灰竜の頭部を砕く

「その、ガキんちょを、ひっぺがすんや!!」
「わかった!!」
息の合った、コンビネーションさすが付き合いの長いことはある。

「よし!いいぞベルカ!!」
破壊した頭部から引き剥がされた唄姫を抱きかかえて跳ぶ。

 殻となる、唄姫を失った事により崩壊していく腐灰竜

「お前は、この時代に生きとったらあかんのや・・・」
大剣を振りかざして言う。


大地を穿ち剣激が腐灰竜を粉々に砕く

「ゆっくり眠りや・・・」
崩れ落ち消えていく腐灰竜を見つめ静かに告げる。
 

ひとつの闘いが幕を下ろしたのだ

 

闘いの終わった広間より少しばかり離れた場所


お互いの武器がぶつかり合う音が響く
かつての親友同士が闘う姿がそこにあった。

「くっ、迷いがない分、一撃が鋭い」
激しい攻撃により、徐々に体力を減らしていくハヤブサ

「・・・・・」
その表情は変らずただ、ただ攻撃を繰り出すハヤテ
次第にその状況は悪化していく。

「どうすることも出来ないというのか・・・?」
追い込まれて後がもうない。

そのとき、突然爆発がふたりの間に割り込んできた

「ご無事で!?ハヤブサ様!!」
その爆炎を、まとい現れたのはツバメであった

                            

つづく

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