トラブルメイカー -To Love Mekar- #05

#05「それはそれ!あれはだれ?」

やっとのことで、部屋に戻り着替えようとふと気づく。

「あれ?あいつ・・・??」

さっきまで、ベットのシーツに身を包んでいたはずの存在は
いつの間にか消えていた。

「そうか!あれは、夢だ!幻だったんだよ!!」

そう叫び、意気揚々と、学校へ行く準備を始める優気
それが単なる現実逃避であることは解かっていたのだが

「それを認めれば後が怖い」

ただそれだけであった・・・


すでに、最初の授業は始まってるので、悠々と歩いていく優気
遅刻は毎度の事なので、いまさら、慌てることはしないのだ。

グラウンドの、そばにあるフェンスに差し掛かったところで
優気の行く手をさえぎる影ひとつ。

身軽にフェンスから降り立ったのは、優気の悪友にして親友
「大和 武」(やまとたける)

「なんだ?タケルじゃねーか?」

特に気にする様子もない優気

「悪いことは言わん、このまますぐにフケろ」

立ちふさがるように、言葉を告げる。

「何バカ言ってんだよ?」

言葉に耳を貸すはずもなく脇を抜けようとする

「あの子、ずいぶん可愛いな?」

「!!?」

「あんな子と一晩過ごしたなんて、うらやましいぜ」

「・・・・・誰がそんなことを言ってんだ!?」

ヒクヒクと、顔を引きつらせてたずねる優気

「ゆうきちゃん」

・・・あいつだ。

「今、学校に行ったらお前、死ぬぞ?」

冗談に聴こえない・・・・

 

 

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